ゆめがあふれるせかいへ

近道がないことは知ってるよ

ある秋、初めてオリ曲をもらいました

 

今でも忘れない2015年の夏。

 

東京・日生劇場にて少年たちの上演が決まった。主演はSixTONES。スト担のお友達にすごいね!おめでとう!と言った、その数日後。応募を締め切った、確か次の日。その日、まだ大学生だった私は授業に出ていて、ボケッとしていた時に携帯に表示されたメール。そこに書いてあるのは「少年たちにSnow Manの出演が決定しました」。授業中だったけど、あの混乱は本当にはっきり覚えてる。(これを読んでくれてるよい子は真似しないでね)この決定は元から決まっていたのか否かは今になってもわからないが、こうして自担のいるグループの初の主演舞台が決まった。

 

そしてその年の秋。

前に先輩のいることのない舞台が幕を開け、

そこで自ユニは初めてのオリ曲をもらった。

曲名は「ZIG ZAG LOVE」

Snow Manらしくアクロバットもたくさん入れて、かっこいい&かわいいが詰まっている曲。途中では突然の腹チラ、そして頭には謎のハチマキ。(“今っぽさ”の中に“古き良きもの”を取り入れた結果だそうだ)

 

2016年秋。もうあんな経験はできないんだなぁなんて1年前の秋に浸っていた時、少年たちが決まる。そこでもらった2曲目のオリ曲「Acrobatic」は振りが覚えやすくてみんなに愛されるメロディの曲。ワインレッドのスーツの衣装が似合っててかっこいいのに、なんかわかんないけどかわいい。

 

とある雑誌から「春に新曲をもらう」という情報を得てドキドキしていた2017年春、もらった新曲は振り付け:五関晃一、衣装:三宅健、プロデュース:滝沢秀明という、豪華すぎるメンバーによって作り上げられることとなる。こうして出来た3曲目のオリ曲「Boogie Woogie Baby」。大人っぽい衣装に、とにかく沁みる歌詞。自担がこの歌詞を歌ってるところを見ると沁みてしょうがない。

 

3年目の少年たちでは劇中歌として歌われた4曲目の「Vanishing Over」、そして自身のグループ名が入った5曲目「Ⅵ Guys Snow Manの2曲をもらう。「Vanishing Over」は劇中歌での初披露だったこともあって他よりも薄い存在ではあったが、すごくかっこいい曲。湾岸LIVEの1曲目として使われた。「Ⅵ Guys Snow Man」は歌詞にグループ名が入っていて、真似しやすい振り付け。エイベみ。(あと個人的感想だけど、この曲の自担はいつもどエロい)

 

こうして、突然決まった主演舞台から2年の間に5曲のオリ曲をもらうことができた。なにもかもが速くて、事の速さについていくのがやっとの2年間だった。

 

 

 

オリ曲をもらうまで、私は特にオリ曲を切望していたわけではなかった。もらうことができたらそりゃ嬉しいに決まってるけど、漠然とほしいなぁ〜って思うだけ。なぜなら当時のSnow Manにとって、あまりにも現実的ではなさすぎたから。毎月1回の少年倶楽部の収録も今でこそ毎回出せてもらっているけど当時は不定期の出演だったし、正直“推されている”というわけでもなかったと思う。

 

それが自担が事務所に入って11年目の秋。アクロバットをふんだんに入れ込んで、みんなで出来るようなポーズまであって、Snow Manらしいねって言ってもらえる曲ができた。

偉そうなこととかいろいろ言えるくらい前からSnow Manを応援できてるわけではないけど、6人で先輩の曲じゃなく自分たちの曲を楽しそうに歌って踊る姿を見ることが出来たのはとても嬉しかった。

 

以前友達とすののオリ曲で何が好きかっていう話になったことがあったんだけど、私はやっぱり1番最初に見たときの6人の嬉しそうな顔が忘れられないのと好きな歌詞があるから「ZIG ZAG LOVE」だという結論に至った。

私はZIG ZAG LOVEの「夢が溢れる世界へと連れてく」っていうフレーズが本当にだいすきで。このフレーズのときに客席に向かって手を伸ばす自担がすごく好きだった。ここのフレーズは何度聞いても、何百回何千回聞いても、毎回ときめいてしまう。オリ曲は、作詞作曲してなくてもそのアイドルの思いとか頑張りとか1番伝わるんだよね。まるで自分自身の言葉かのように。

これはすのに限らず。私個人的には夢ハリがすごく好きなんだけど、「明日はない覚悟して今日を生きよう」だなんて、アイドルという職業に全力で向き合うアイドルが大好きな私にとってたまらない言葉で。他の人が考えた歌詞だとしてもその歌を最初に歌う彼らがその言葉の意味を噛み締め、気持ちを込めて歌ってると、もうその人の言葉なんだよね。

先輩の曲でもこの曲歌ってほしいとかそういうのは当然あるし、自分たちらしく自分たちの言葉のように歌い上げることはできる。でも彼ら発信で彼らが一から作り上げた世界観、彼らが歌う歌詞の意味、それを感じることができるのはやっぱりオリ曲特有だと思う。

 

初めてのオリ曲をもらって1年弱、2曲目をもらう直前の2016年夏。キスマイのバックにつかせてもらったSnow Manは、とっても有難いことに“Snow”にちなんでペンライトを白くした5万5千人が囲むセンターステージにて、初のオリ曲「ZIG ZAG LOVE」を歌わせてもらえることになる。

1年前のA.B.C-Zのコンサートバックについて1曲歌わせてもらえる時間があった時は、KinKi Kidsの曲「No Control」を歌っていた。

きっとSnow Manを知らない人にも、先輩の曲より彼ら自身の曲を歌うことで彼らの良さをより知ってもらえたのではと思う。ここでまた私はオリ曲の大事さに気付かされた。(映像化されたこのオリ曲のアングルがとても素敵だったことについてはあとで)

 

そして、ドームの真ん中でこの曲を歌う姿を見て信じてついていこうって思えたし、今でもこれを聞くたびに思う。

 

 

 「開いて閉じて開いて閉じてかいて!」\イケメン!/とか、「Say!」\Snow Man!/ とか掛け合いができたり、「近くにいるよ抱きしめて」のフレーズでぎゅーーーーっと抱きしめるフリをする自担とか……5曲のオリ曲はどんどん自分たちらしく変化してきたし、何度も聞いてるのにさらに好きにさせる。

 

でもやっぱりどの曲も、何度聞いても1番最初に見たときの記憶が消えなくて、ずっとそのイメージなんだよね。第一印象の記憶が、いつまでたっても愛しくてたまらない。

 

これからまたオリ曲をもらうことがあるかもしれないが、初めてその曲を歌って踊る彼らを見た時の感動をずっと胸においておきたいし、オリ曲を本人たち以上に大事にしていきたいと思った。

 

 

〜 おまけ〜

2016年のキスマイのツアー“I scream”のBlu-rayが出ること、そこにすののオリ曲を入れてもらえたこと、それだけでとっても嬉しかったのにオリ曲のアングルが素敵だったのよねぇ。

 

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そして「夢が溢れる世界へと連れてく」のときにドームのヒキの画を選んでくださった方、ありがとうございました。

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夢の世界に連れて行ってくれるアイドルって、最高だなあ。